【読書のコツ】月に3冊読めば上位10%!

読む・学ぶ


皆さんは月に何冊、本を読ますか?

毎月3冊以上の本を読めば上位10%


はじめに見ていただきたいのが、文化庁国語課による令和5年度「国語に関する世論調査」

全国 16 歳以上の個人を対象とした結果によると、結果は次のとおり。

※文化庁国語課・調査資料を元にyori87が作成。
※無回答0.5%は除く。
※ここでいう本とは、電子書籍も含むが雑誌や漫画は除く

「1 冊以上読む」と答えた人の割合が合わせて、36.9%
「読まない」と回答した割合は実に62.6%

この「読まない」の割合は過去は40%台だったことから、読書離れが年々増加傾向にあることが窺えます。

その理由は、
情報機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム機等)で時間が取られるが43.6%で最も高く、
次いで仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」が 38.9%と、とても現代的といえる結果となっています。

これって裏を返せば、
「月に3冊以上のを読めば、上位10%に属する」
ということになると思いませんか?


それは本を読まない人より、さまざまな場面で優位な立場にたてるということ。
もちろん、人生は勝ち負けではありません。
それでも悩み解決や話題の引き出しなど、人生の手助けになる場面があること間違いなし

悩みが言語化されたり、心が楽になったり。
私も子供の頃から、本にはずっと助けられてきました。

今日はそんな「読書のメリット・コツ」について触れていこうと思います。



読書のメリット

要約サイトやSNSではだめ?


本というものはものごとを体系的に学べるように
「先人たちが経験や失敗などを読みやすく1冊に凝縮したもの」と私は捉えています。

既にそれ自体が「膨大な量のデータや経験をまとめたもの」であるなら、
それを要約したものでは本当に要点のつまみ食い状態になってしまうでしょう。

他人の人生を追体験することで、異なる価値観に触れて視野を広げたい。
そういった感情移入しながら楽しむ読み物とも相性が悪いですね



1冊読み切るということは、「自分の頭で理解し、心で感じ、咀嚼し飲み込むということ。

その上で要約サイトを読んで
・要点を再確認
・理解できなかった部分を補完
そういった使い方なら理解を深める手助けになるメリットもあると思います。

あとどうしても時間は有限ですから、読むものを取捨選択するなり、SNSを活用するなり。
そのへんは時間都合で上手く使い分けて、バランスを取っていっていきましょう。

「NISAなら◯◯一択!!」「◯◯証券はオワコン?!」等、昨今のインフルエンサーさんの仰っていることも、大体は「名著『敗者のゲーム』が大元だな〜・これはアフィリエイト目的だな〜」という判断がつくようになり、無闇にSNSに踊らされることもなくなります。


余談ですが、インフルエンサーの言葉を信じて「ドルコスト平均法」の手法を取ったものの、本質的な部分を理解せず購入した初心者さんたちが、2024年8月の下落時、不安にかられてSNSで大混乱だったのは記憶に新しいですね。

youtubeやSNSは、不安商売の側面が強いといいましょうか。
キャッチーで強い言葉や煽りが多く、私は疲弊することが多いです…





読書を楽しむコツ

おすすめの本の選び方


書店でランキングやおすすめを参考にするのも楽しいのですが
初心者の方には、読書家たちが選んできた名著と呼ばれるもの・ベストセラーを選ぶことを推奨します。

経験豊富な人が評価する本は、内容が洗練されていて初心者にも分かりやすく、充実した読書体験が得られる可能性が高いからです。

それでも莫大な量になります。
そこは興味のあるカテゴリーごとに検索し、参考にするのが良いですね。


しかし正直なところ、10冊読んで本当に心に響くのは1〜2冊ということも。
そこでまずオススメしたいのが図書館の活用です。




図書館を使いこなそう

図書館は、情報のインフラでありながら無料とコストパフォーマンス抜群の施設です。
最近ではインターネットから本を予約できるシステムも普及しており、同市内のすべての図書館の蔵書から取り寄せが可能なケースも
(メールが届き、図書館で利用者カードを見せるとカウンターから本が出てきます。自分で探す手間もないので時短にも。)

そして名著と呼ばれるものや過去のベストセラーは蔵書数が多く、比較的早く順番が回ってきます。


読み始めてつまらないと感じたら、中断して良いのです。
図書館の本なら無料ですし、分母を増やすことで、お気に入りの作家さんが見つかりやすいメリットもあります。





書店で買いたい、そんな初心者さんへ


もちろん、書店で好きな本を購入するのも楽しみの1つ。
私も本屋さん大好きです。でも…

そうして購入した1冊。積んだままになっていませんか?

図書館の場合、返却期限があるため、「後で読もう」と先延ばしにせず、計画的に読書に取り組めるきっかけになります。

それに子なし世帯は税はとられるばかり…(まぁそれは仕方ないんだけれども)
こうしたサービスを利用することで、ちょっとくらいは住民税の元がとれるかもしれませんね(笑)

ただ、本屋さんって今は中々売れない時代らしく、「出来れば本屋さんでお金出して買おうよ〜!」というのが私個人の本音ではあります。
あと作家さんには感謝の意も伝えたいし、頑張ってほしいので貢ぎたい。


でも初心者さん向けなら、本の楽しさを覚えたり、習慣化するまではやっぱり図書館がおすすめですね。

その中で、好きな作家さん、何度も読みたいと思える良書との巡り合いがあったなら、そのときは是非新品購入して、自宅の本棚に仲間入りさせてあげてください!




都内(&京都)近郊の方向け:国立国会図書館

永田町の国会議事堂のそばにある、国会所属の日本で1番大きな図書館です。
その書庫収蔵能力は、なんと1200万冊(東京本館)

利用には登録が必要ですが、『十二国記』著者である小野不由美氏の同人誌が読めたり、資料の充実度は他の図書館と比べ物にならないほど。

ジャンプ創刊号だったり、雑誌や漫画の品揃えも豊富!
食堂も安くて美味しかったです。

また、私は利用したことはありませんが、関西館もあります。
場所は京都駅〜30分程度の新祝園駅付近とのこと。

■東京・関西共通のHPはこちらから(国立国会図書館・来館案内へ)

近隣の方は、ぜひ1度は遊びに行ってみてください!




最難関・読書時間の捻出

冒頭で紹介した「読書量は減っている」と答えたひとたちの理由では
「情報機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム機等)で時間が取られる」43.6%と最も高い結果となっていました。

私たち主婦層だと、隙間時間はついスマホを触ってしまうのかなと予想します。

かくいう私もスマホをだらだら弄っていた時期が…
年代的にもSNSをやっている方は多いのでは?




スクリーンタイムを活用する


ご自身がどれだけスマホ(情報機器)に時間を使っているかを確認したことはありますか?

スクリーンタイムがオンになっている方は、今すぐスマホで利用状況を確認してみましょう。

スクリーンタイムとは、スマートフォンなどデバイスにおける、
①アプリやwebの利用状況の確認
②そのアプリや機能の使用制限・管理

などが出来る機能のことです。


漫画アプリを使用している時間
SNSを使用している時間
youtubeを観ている時間

ぎょっとする結果になった方が多いのではないでしょうか。

数字で可視化すると腹落ちしやすい方も多いはずです。


■iPhone、Macの場合、より詳細なことはこちらの公式説明でご確認ください。


電子機器にふりまわされず、時間を管理する


時間は等しく有限です。
まずは可視化するにより、ご自身にとって切り詰められる時間を見つけ出す。

そうして切り詰めた分、寝る前に読書時間を設けることを私はおすすめします。

睡眠前の読書は、
目が休まり、デジタルデトックス、そして睡眠の質の向上が期待出来ます


なんとなくSNSを眺めるよりも、悩みが解消されたり、新しい話題や学びを得るきっかけになったりする読書が習慣化したら、健康にも良い影響が期待できそうですよね。

早起きが得意な方は朝のひとときに取り入れても良い1日の始まりに。




それでもハードルを感じる方へ


3ページで良いので、読み始めてください。

あとは作家さんの力を信じましょう。
表紙を開かなければ、始まりません。


また、既にやってらっしゃる方も多いかもしれませんが、
何かひとつテーマを掲げて学んでみるのはいかがでしょうか。

読書というのはものごとを体系的に学び、自分の考えを深めるには最高のツールです。

活用しない手はありませんね!

タイトルとURLをコピーしました